2022年度 プロジェクト科目採択のお知らせ(同志社大学)
同志社大学にて2022年4月から開講される、「2022年度プロジェクト科目テーマ」に採択されましたのでご報告申し上げます。
京都西陣織の老舗着物メーカー「株式会社西捷」様と、弊社の共同プロジェクトになります。
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▼2022年度プロジェクト科目テーマ一覧
・テーマ:未来につなぐ!世界と日本の着物絵本製作プロジェクト
・開講期間:春・秋連結
・科目担当者:【株式会社西捷/株式会社テイスト】武田 知也
『2022年度プロジェクト科目選定結果について』
▼趣旨と目的
同志社大学プロジェクト科目は全学共通の教養教育科目として2006年度より設置され、本年度で16年目を迎えました。本科目の趣旨と目的は「実践型・参加型の学習機会を重視したプロジェクト・ベースド・ラーニング(PBL)を基本とする」ところにあり、地域社会や企業の方々にテーマをご提案いただき、地域社会や企業が持つ「教育力」を大学の正規の教育課程の中に導入することによって、学生に生きた智恵や技術を学ばせるとともに、「現場に学ぶ」視点を育み、学生が具体的・実践的プロジェクトに即して問題の「所在」と「解決」を考え抜く力を陶冶することにあります。本年度も、この設置趣旨と目的に基づき、プロジェクト・テーマの内容提案と担当者を広く学内外に公募しました。
▼応募実態
2022年度プロジェクト科目公募について、8月23日(月)より公募を開始した結果、締切日までに21件の応募を賜りました。応募者の内訳は、民間企業8件、自治体1件、NPO3件、その他(一般財団法人等)1件、個人6件、学内2件です。
応募テーマの内容については、
まちづくりや地域コミュニティの形成、地域活性化に関するもの
スポーツや音楽、芸術などを通した社会貢献、地域連携等をめざすもの
伝統工芸や伝統産業、食文化に関するもの
SDGs、子育て支援、市民の社会参加など、現代社会の課題の改善、政策提言に取組むもの
国際交流を通じて、地域活性化をめざすもの
教育や京都の現状などの課題解決をめざすもの
Withコロナ社会に適したイベント実施をめざすもの
など、現代社会が抱える問題や課題を様々な視点から捉え、反映させたテーマが多く見られました。対象とするフィールドやターゲットも多岐にわたり、いずれのご提案も本科目の趣旨に合致しているとともに、学生の学びと本学の教育理念に添う内容であったことを歓迎し、プロジェクト科目へのご理解とご協力の厚志に、感謝申し上げる次第です。本学学生のプロジェクト科目への期待の大きさに応えるべく、今後も大学としての責務を果たしていく所存であります。
▼採否の選定
公募締め切り後、プロジェクト科目検討部会委員、および全学から選出された教務主任会議委員の計35名による本審査1次、本審査2次、さらには面接審査で授業計画等を確認した後、2022年度プロジェクト科目テーマとして14件を採択することを決定しました。採択された科目の内訳は、開講校地別では京田辺校地2件、今出川校地12件、春学期・秋学期連結開講科目が13件、秋学期のみの科目が1件です。
▼今後のスケジュール
プロジェクト科目では、5名以上の履修登録者の確保の条件が満たされれば、正式開講となります。学生には、1月上旬に採択テーマの一覧表を掲示し、1~2月頃に、科目説明会・登録者選考手続などについて掲示板、ホームページで周知する予定です。
▼総評
プロジェクト科目にご応募賜りましたことに深く御礼申し上げます。
今年度は新聞広告やフライヤーを中心に広報活動をおこなうとともに、ホームページ上に案内動画を発信し、公募の趣旨について説明させていただきました。今年度も新型コロナウィルス感染症予防のため、例年のような公募説明会や個別相談の機会を設けることはできませんでしたが、今後この問題が解消しましたら、ご応募頂きやすいように説明会を再開したいと思います。
今年度も多彩なテーマが揃いました。地域連携、産学連携、現代文化支援、伝統文化支援など多岐にわたっており、とりわけwithコロナ社会を意識した取り組みも多く含まれています。こうした多様性をもったテーマ、知的な刺激に満ちたテーマ、学生自身が愛着をもつことができるテーマが、学生の学習意欲やモチベーションの向上につながります。そのテーマの本来の課題を明確に理解し、その課題を解決するために何ができるのか、学生自身が主体的に考えていけるように指導していただければと願っています。われわれのこうした趣旨にご賛同いただき応募してくださった方々に、あらためて深く感謝申し上げます。
今回は新型コロナウィルス感染症の流行の影響か、応募総数は昨年よりもやや少なくなりました。しかし魅力的なテーマが多く見られ、応募テーマの質はさらに高まっているといえるでしょう。次年度も新型コロナウィルス感染症の状況がどのようになるかまだ不透明ではありますが、こうしたテーマと担当者に恵まれたことで、プロジェクト科目が充実したものになっていくことをおおいに期待したいと思います。対面式授業ができなくなるような事態も今後ありえますので、先生方のご負担も大きくなる可能性がありますが、プロジェクト科目検討部会としてもできる限りの支援をしていきたいと思います。
新規応募の方にはなかなかこの科目のあり方をお伝えするのが難しいのですが、この科目は知識を与えたり、体験学習をさせたりすることが目的ではありません。純粋に履修生の成果として、社会にきちんと発信できるものを形にしてこそ、高く評価されるプロジェクトになるだろうと思います。そのためには学生自身がチームとして力を出し合い、数々の失敗を乗り越えていく過程も大切になってくるでしょう。ただ頭で考えるだけでなく、最終的に手応えを感じることのできる成果に到達していただければと思います。
コロナ禍でさまざまな制約はありますが、プロジェクト科目検討部会としてもいっそうの改善に取り組んでいきたいと思います。今後ともご協力、ご支援下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。
プロジェクト科目検討部会 部会長 伊達 立晶
▼引用URL(同志社大学プロジェクト科目)
https://pbs.doshisha.ac.jp/theme/2022/results.html
▼株式会社西捷様
https://nissyo2019.webnode.jp/
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